既存のバグフィルタ式集塵機は、取り込んだ空気を含む粒子径の大きい粉塵を直接フィルタでろ過する構造となっているが、PM2.5のような粒子径が最も小さい粉塵を捕集する際、ろ過できず、フィルタをすり抜け、空気とともに大気へ漏洩されてしまうといった課題があった。本研究では、既存のバグフィルタ式集塵機の補助装置として、含塵気体を、微細な粉塵を多く含む気体と粗い粉塵を多く含む気体とに分けることが可能な分級器を新たに提案し、この分級器で分離した微細な粉塵を超音波を用いて凝集し、大径化して捕集する装置(超音波凝集装置)の利用効率の向上を目指している。新たに提案した分級器は、サイクロン式分級器およびコアンダ効果を用いた分級器の双方の構造を併せ持っており、機能性について、CFD解析から分級性能を評価した結果、粒子径の大きいものから1μm以下の微粒子までカバーできる性能を有していることが判明した。この技術は、各種の工場で発生するダストを捕集する必要性のある分野において応用が可能であり、クリーンな環境の構築を実現します。



