JAEAが保有する多彩な技術シーズの一例を紹介します。

①新型ボルテックスチューブ
ボルテックスチューブとは、コンプレッサーからチューブ内に圧縮空気を送り込み、チューブ内で空気を旋回させると熱い空気と冷たい空気に分かれる、というエネルギー分離現象を発生させるもので、主に冷却装置として利用されています。今回開発した新型ボルテックスチューブは、チューブ内に螺旋状フィンを入れることで冷却性能を従来の24％向上させることに成功しました。

②有機元素分析装置用の試料自動包埋装置
有機元素分析装置は、炭素の定量分析等に利用され、世界で１万台程度が稼働しています。その前処理は、試料を測り錫などの金属容器に包みますが、作業は手作業で行われています。その試料調製を効率化できる自動試料包埋装置を開発しました。

③オープンファシリティプラットフォーム
機構が保有する施設・設備・機器でどんなことができるのか？利用方法は？利用者の利便性向上の観点から、利用相談や利用申請等の窓口を一元化しました。
詳しくはこちらhttps://tenkai.jaea.go.jp/ofp/ から。